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2024.08.01

研究紹介


本学科教員の吉田(皓)先生の研究論文が
国際ジャーナル"Frontiers in medicine"にてオンライン公開されました!
タイトル「Spirometry test values can be estimated from a single chest radiograph. 」

【研究概要】
吉田(皓)らの研究グループは、世界的に最も多く撮影される医療画像である胸部X線画像からAIを用いて呼吸機能を推定できることを明らかにしました。一般に胸部X線画像は目にみえる病変の検出に用いられていますが、目に見えない呼吸機能情報が胸部X線画像に含まれていたこと、AIにより呼吸機能を精度良く推定できることを明らかにしました。

【研究者コメント】
これまで呼吸機能を測定するにはスパイロメトリーなどの生理学的検査が必要でしたが、スパイロメトリーは検診での受診率が低いことが疾患の早期発見における課題になっています。本研究は、呼吸機能を精度良く推定できるAIによって、胸部X線画像はスパイロメトリーの補助的役割もしくは代替的役割として活用できる可能性を示しました。将来的には、慢性閉塞性肺疾患など呼吸機能に関わる疾患の早期発見やリスク評価への応用が期待できます。

#研究成果