診療放射線学科の教員や大学院生も研究成果を発表しています。
修士2年の大学院生の初めて発表しました😊
タイトル:ターゲット/フィルタの組み合わせによるマンモグラフィ用ファントム厚の後方散乱係数の検討
研究紹介:乳房撮影(通称:マンモグラフィ)は乳房内の腫瘍や石灰化などの状態を、X線を用いて画像化する検査です。X線を用いるために、患者さんはX線による被ばくを受けます。診療放射線技師の役割として、患者さんに安全安心に検査を受けてもらう役割の一つに、X線の量を少なくして、良い画像を得ることが挙げられます。私の研究として、マンモグラフィで用いるX線を管理できるように様々な因子で発生するX線を捉え、被ばく低減を行うことをテーマに研究をしております。
今回発表した内容は、乳房に入射するX線の他にランダムに発生する「散乱X線」によって患者さんは被ばくを受けます。そこで、マンモグラフィのX線量評価において実際の患者さんが受ける散乱X線の必要性を調べる目的で、モンテカルロシミュレーションを用いた評価を行いました。研究結果として、散乱X線の発生に規則性を捉えることができ、近似式を用いることで簡便に散乱X線を量として求めることができました。この近似式は新たな指標になることが示唆されました。
甲斐先生は教育講演を行いました🤗
タイトル:Radio(geno)micsによる乳がん診断の可能性
内容:医用画像に加え、遺伝子情報など医用画像以外の情報利用を視野に入れた新しい研究分野であるRadiomics/Radiogenomicsに関する教育講演を行いました。本講演では、乳腺領域におけるRadiomics/Radiogenomics研究の近年の動向や研究の始め方、また本研究室の取り組みなどを報告しました。
大変好評に終わりました。お疲れ様でした🌹